抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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68Geは290日の半減期で電子捕獲によって
68Gaに崩壊し,後者は1時間程度の半減期で,主として陽電子を放出して
68Zn(安定)になる,したがって陽電子供給体(positron cow)としての
68Geの製法と分離,
68Gaの分離法を検討した。ガリウム・ターゲットを20MeVの陽電子で衝離し(p,2n)反応で
68Geを得る,照射後2週間たってから
68GeをGeCl
4として蒸留し,蒸留物をCCl
4に抽出する。水層に逆抽出してMg
2GeO
4として回収する。回収率は95%以上であった。収率は2mc/mahrである。
68Gaの
68Geからの分離には25%アセチルアセトン-シクロヘキサン溶液による抽出法を用いた。分離係数は10
5に近い。pH4.5の水溶液では
68Gaの有機層中の濃度は水層中のそれの5.5倍となるが,pH1では0.04倍である。有機層に移ったもののうち96%が0.1NHClで逆抽出できる。Ge-
68Gaの系は医学その他の応用面で有用であるが,ほかに使用できる陽電子放出体の一覧表を示し,この系の利点を述べる;図2表1参7(富田)