抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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軸受鋼のころがり疲れ寿命に影響をおよぼす熱処理組織的要因を調査し,疲れ破壊の機構に関する検討を行ない,寿命を向上させる素材上の対策例を示した.軸受鋼のころがり寿命に最も好ましい残留炭化物量は6~7%,平均粒径0.5~0.6μであるが,寿命へは粒度より基地組成中の固溶成分が主役と考えられる.基地の固溶成分は焼入温度で変り,基地の固溶炭素量が0.5%附近で最長寿命を示す.ころがり疲れ部分の電顕観察結果から,疲れ組織は焼もどし状態であり,疲れ破壊がマルテンサイトの焼もどし第3段階と関連があることを示した.焼もどし抵抗性に有効なSiを利用して寿命を延長できた;写図22 表9 参21