抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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LaCоО
3単結晶の磁化率を4.2~300°K,約11kОeの磁場で測定した。μ
2effは温度が下ると急激に小さくなり,普通の常磁性と異なる。4.2°K,77°K,300°Kでの常磁性共鳴の結果は,常磁性Cо
3+イオンが高濃度存在するが,反磁性であるとしなければ解釈できない。この系のCо
3+イオンの状態が,最低状態が反磁性
1A
1,すぐ上の励起状態が常磁性
5T
2であるとし,スピン軌道相互作用と立方対称結晶電場を考えて磁化率のデータを解析すると,この2つの状態のエネルギー差は温度に比例して大きくなることになる。これはもっと低い対称性の電場を考えれば説明できよう