抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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赤血球とアルドース(I)との反応では,モルモットとウシ赤血球ともに反応熱はまったく記録されず,ごくわずかの熱量発生しか認められなかった.Iと赤痢菌との反応では,D-グルコース,D-ガラクトース,D-キシロースでは線毛の有無にかかわらず反応熱が測定されたが,IのうちD-マンノースと線毛菌との反応でのみ特有な発熱型の熱量が記録された.線毛株を加熱すると赤血球凝集性の消失と並行して,モルモットとウシ赤血球,Iとの各反応熱はまったくなくなった.精製線毛とD-マンノースの反応,精製線毛とモルモット赤血球との反応は吸熱型反応であった.これにより反応の発現形成を熱力学的に解析できる可能性が示唆された:参28