抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スチレンモノマー(スチレンと略)取扱い作業者の尿中代謝物が1日のうちで,種々の作業内容とスチレン暴露によって,どのような変動を示すか観察した。フェニルグリオキシル酸(OEGA),マンデル酸(MA)の尿中濃度はスチレン暴露後約1時間で上昇,3時間で最高に達し,最高値の1/2の濃度になる時間はOEGAは平均8時間,MAでは平均9時間と計算された。OEGAは生理値の範囲内では日変動が小さく、スチレン暴露濃度か高くなるにつれ排せつの割合か増加していることから,スチレン暴露の指標となると考えられた。馬尿酸排せつは,暴露,非暴露の反映が日内変動にみられなかった;写図1表1参8