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J-GLOBAL ID:201602010532856330   整理番号:61A0161354

食品保存に対する電離性放射線の利用 食品の栄養学的ならびに衛生学的価値と官能的特性に対する影響 I 小麦粉の工業的および生物化学的特性に対するγ線の作用 II 電離性放射線による野菜の処理

Utilisation des radiations ionisantes pour la conservation des aliments.Repercussions sur leur valeur nutri.tive et hygienique, et leurs proprietes organoelptiques.
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資料名:
巻: 23  号: 1-4  ページ: 513-527  発行年: 1960年 
JST資料番号: A0313A  CODEN: ACASA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ハンガリー (HUN) 
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放射線の小麦や小麦粉に対する作用として,殺虫や殺菌作用の他に,ベルギーやドイツでは放射線によって小麦粉の工業的生物化学的性質が改善されるという研究がある。フランス産の品質の異なる小麦についてその効果を検討した。5×105r以上の線量では小麦が褐変することが確められた。照射小麦をアルベオグラフで検討すると可そ性がよくなる。しかし106r以上では悪化する。これはグルテンが放射線によって変性するためである。ゼリー化の程度をアミログラフでみると,やはり106rから低下し,α-およびβ-アミラーゼの活性の測定を行なってみるとでん粉の構造の変牲が関係していることがわかる。106r以下で照射した小麦のパン発酵は普通に進行し,それ以上の線量ではCO2の発生が減少する。5×104r照射した小麦粉は外見もよく,よいパンが得られる。1.5×105rになると異臭を生じ,2×106rの照射ではパンは緊密な匂いの悪い外被の着色したものとなる。生化学的硫究の結果,照尉によって小麦および小麦粉の糖には変化がなく,窒素化合物は5×105rで10%の三塩化酢酸可溶性たんぱくが増加する。脂質は106r以上で過酸化物の生成が多くなるが,それ以下の線量では衛かである。野菜に対しては,部分的殺菌とその酵素活性の低下による貯蔵性の増加が考えられるが,味,色,組織が悪変することが問題となる。しかし発芽抑制は処理線量103~104rで済み利用されている;図3表5参32(岡)
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