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J-GLOBAL ID:201602010536465998   整理番号:68A0317032

核燃料の海水中への放出時における95Zr,95Nbの限定された拡散

Restricted dispersion of zirconium and of niobium after release to the sea in nuclear fuel reprocessing effluent.
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資料名:
巻: 13  号: 10  ページ: 1093-1103  発行年: 1967年 
JST資料番号: B0373A  ISSN: 0017-9078  CODEN: HLTPA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA) 
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英国のDounreayにあるWindscaleの原子力研究所からの放射性廃棄物は,排水パイプラインを通じて海岸から1マイルの沖合に排出される。この場合人に対する放射線安全を考えると,燃料の再処理をButexプラントだと106Ruであるが,Dounreayのようなトリプチルりん酸プラントの場合は,95Zr,95Nbが問題である。そこで排出核種の短期間における海水中での濃縮生物として,チシマクロノリ(Porphyra umbecalis)を選び,排出口から25マイルの範囲の沖合まで,海水,海底,チシマクロノリにおける95Zr95Nb,106Ruの含有量を調べた。その結果チシマクロノリの95Zrに対する,海水からの濃縮係数は407であり,95Nbについては431であった。海底,海岸における95Nb,95Zrに対する濃縮係数は,104~106程度である。排出口からの距離別のチシマクロノリの3核種の濃縮状態は,2.5マイルまでは一定であり,それをこえると95Nb,95Zrは106Ruに比べると急激に減少するという結果が得られた。これらの結果から95Nb,95Zrは106Ruに比べると海水から直接海底へと,化学的過程をへて沈着することが多く,106Ruは海水との混合による希釈によるため遠くまで拡散してゆく傾向が認められた;写図2表4参26(那波 克己)
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