抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鉱物中の弗化カルシウムの定量について,直接弗素量より求めんとして,水蒸気蒸溜一硝酸トリウム滴定容量法による弗素定量方法の検討を行なった,すなわち弗素を水蒸気蒸溜により抽出する条件の確認,およびその後の滴定におよぼす基礎的諸条件の検討として(1)抽出分離装置の組立(2)試料分解と弗素分離に要する過塩素酸の適正添加量と燐酸添加による妨害元素の抑制(3)弗素蒸溜時における加熱温度と水蒸気の送入量との関係(4)適定時のpH調整における諸因子の検討をそれぞれ行なったまた本法は分析操作時間も80分と比較的迅速性もあり.実際試料の分析結果では,弗素量約1.9mg(CaF
20.4%/1gsample)からほたる石(90%CaF
2)の含有量の範囲まで精度,再現性ともに良好な結果が得られた.