抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ナツダイダイおよび普通温州ミカンについて,花粉の発育に伴やく中のアミノ酸の変化を花粉母細胞の時期から開化まで追跡した.やく中には18種のアミノ酸が検出され,花粉母細胞から花粉四分子期よでは画者の間に質的な差はそれほどないが,空胞出現期以後は差が明らかに認められた.稔性のナツダイダイに多量にみられたアミノ酸,プロリン,グルタミン酸,アラニン,トレオニンおよびトリプトファンを不稔性の温州ミカンの花芽に,花粉四分子期と空胞期の2回にわたって散布したところ,花粉形成にはグルタミン酸とプロリンの効果が認められた.すなわち,花粉の稔性および発芽率が高まり,形成された花粉は種子形成能力を有していた.