抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報告は,鉄の疲れ曲線にみられる鋭い折点や,疲れ限が存在する原因を追究するために,CやN
2の量や,試験温度および結晶粒度を変えてS-N曲線を求め,その変化から考察を加えている。試料は0.09%Cの実用低炭素鋼を母試料として,これを水素焼なましにより0.02%Cにしたものや,窒化処理によりN2量を変え,また結晶粒度は25と2500粒/mmで比較してる。疲れ試験は共振型の引張圧縮で,18.6Kc/sの高速疲れにより,10
9回で疲れ限を求めており,試験温度は室温と-67°Cである。その結果,S-N曲線上の鋭い折点や疲れ限が出現するか否かを決める支配的因子は,ひずみ時効ではなくて,細粒の場合に最も顕著に現れる点より,結晶粒度に依存する事が分った;図5 表1 参12