抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ゼラチンゲル内における水素イオンの拡散状態を知るために屈折率法により,塩酸,硝酸,硫酸,およびしゅう酸の拡散定数Dgを測定した.拡散溶液の濃度C
oを0.05,0.1,0.2,0.5N,温度をそれぞれ5,10,15,20°Cの場合に,logD
g-1/Tは直線関係となり,それぞれの場合の活性化エネルギーが大差ないことを示した.0.05Nの場合の塩酸,硝酸,硫酸の盾性化エネルギーの平均は3.7kcal/mol,0.INの場合の平均は4.2kcal/molである.ゲル内のDgはC
0に大きく依存するが,それぞれの酸のCoが0.1N,20°Cの場合の10%ゲル内のD
gは水溶液の約1/10で他の中性塩に比較して小きいのは拡散前面で水素イオンの一部がセラチンのアミノ基に吸着されるためと思われる:参6