抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ZnClで活性化した炭素をNH
4Cl溶液で処理後,あるいは未処理のまま,CO
2流中(300~900°C)で再び活性化したものについて.1)表面積,2)塩基性度,3)I
2およびベンゼンの吸着性,4)H
2O
2分解能について調べた結果,1)は活性の温度依存性はなく,NH
4Cl処理炭素より未処理炭素の方がやや表面積が大である.塩基性度は300°から800°Cまで温度の上昇につれて増すが,一定温度ではNH
4Cl処理炭素の方が塩基性が低い.I
2とベンゼンの吸着量は全炭素でほとんど差がない.H
2O
2分解能はNH
4Cl炭素の方が強く,温度300~800°Cの範囲で上昇と共に増す.すなわち,もっとも分解能の高い炭素は,大きい表面積をもつ炭素を,反応性窒素原子と酸素を含む活性化剤と適温で反応させて得られる.