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J-GLOBAL ID：201602010805325669   整理番号：64A0280290

食品の膨潤(IV)塩類溶液中における米と麦の膨潤度

著者 (2件)： 佐藤和重 (東北大(農)食糧化学) ,  永沢信 (東北大(農)食糧化学)
資料名： 日本食品工業学会誌  (Journal of Japanese Society of Food Science and Technology)
巻： 11  ページ： 1-6  発行年： 1964年 
JST資料番号： F0895A  ISSN： 0029-0394  CODEN： NSKGAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： 食品の膨潤をその総体積変化によって測定する方法を用いて,塩類溶液中における精白米,精白丸麦の膨潤速度を測定.NaCl,CaCl₂,NgCl₂,AlCl₃の塩類溶液中における総体積変化の測定値は,精白丸麦では従来よく知られている正常形をとるが,精白米では,膨潤の初期に異常な総体積の増加がおきて,その原因となっている体積の増加は水に塩類が含まれていることによって影響をうけない.Na⁺,Ca²⁺,Al³⁺はいずれも精白米,精白丸麦の膨潤じ阻じ爛,Mg²⁺は促進する.

引用文献 (14件)：

• 1) SAIR, L. and FETZER, W.R.: Ing. Eng. Chem., 36, 316 (1944).
• 2) SAIR, L. and FETZER, W.R.: Ind. Eng. Chem., 36, 205 (1944).
• 3) KATZ, J.R.: Kolloid Beihefte, 9, 70 (1917).
• 4) 吉永忠司・勝又重則・吉川新一:生産研究,7, 304 (1955).
• 5) TAFFEL, A.: J. Chem. Soc., 121, 1971 (1922).

タイトルに関連する用語 (6件)： 食品 ,  膨潤 ,  塩類溶液 ,  米 ,  麦 ,  膨潤度