抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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タングステン接点の常温酸化について電子回折,接触抵抗の測定,アーク継続時間の測定によって検討した.実験は温度35°C,湿度80%で行なった.試料として各種タングステン材料について接点表面をエメリー紙,電解研摩,防錆剤などにより処理したものを用いた.結果として全試料とも13か月経過後,タソグステン接点の表面にタングステン酸(V,VI)H
0.5WO
3が生成された.防銹剤の効果は湿度80%の下ではいくらか見られたが,飽和水蒸気中では認められなかった.飽和水蒸気中において20日間経過後,膠状物質が生成されたが,これはH
2WO
4またはWO
3であった.接触抵抗やアーク継続時間は放置期間が長くなるにつれて増加する傾向にある.そしてこれらの実験においてタングステン材料の表面粗さや結晶粒の大きさは影響しなかった.100~1000gの接触圧の下で導通不良を生じるような酸化被膜は本実験の条件下では生じなかった