ヤギの脳における晩発性の局部的放射線障害の病理組織学

ANDERSSON B; LARSSON B; LEKSELL L; MAIR W; REXED B; SOURANDER P; WENNERSTRAND J

文献

J-GLOBAL ID：201602010960038811 整理番号：71A0358551

ヤギの脳における晩発性の局部的放射線障害の病理組織学

Histopathology of late local radiolesions in the goat brain.

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資料名：
巻： 9 号： 5 ページ： 385-394 発行年： 1970年
JST資料番号： C0941A ISSN： 0567-8064 CODEN： ATHBA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：スウェーデン (SWE) 言語：英語 (EN)

成体ヤギの頭部に7×2mm²の照射野を21個設け,185MeVのプロトンビームを20Krad(2Krad/min)照射し,1453日後まで照射部位の脳組織を病理学的に研究した。病変は,(1)壊死期,(2)吸収期,(3)後期に大別される。(1)は照射後3~4週でみられ,脳組織の壊死と炎症が,(2)は18~28月でみられ,死滅細胞の除去と神経こうはんこん形成,星細胞の増殖,慢性炎症,内皮肥厚,新毛細血管の形成などが特徴であった。(3)は48月でみられ,神経こうはんこんはあるが病変は消え,新生物様の形成もなかった。ヤギの脳ではこのような照射による発がんの危険性は少く,プロトンの治療への有効性も十分と考えられる

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