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J-GLOBAL ID:201602010971818150   整理番号:64A0252206

皮膚の放射性アイソトーブによる汚染(I)生豚皮の90Sr-90Yおよび32Pによる汚染

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資料名:
号: 11  ページ: 958-943  発行年: 1965年 
JST資料番号: G0154A  ISSN: 0004-7120  CODEN: NGEGAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN) 
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放射性アイソトープを取扱っている際に起こる皮ふ汚染を実際除染する場合に,汚染が皮ふの表面に付着する量ならびに内部忙浸透していく量の知識が必要となってくる.とくに汚染液のpHおよび汚染時間がこれらの量にいかに影響するかということは,医療処置にあたっても重畏友問題と思われる.この点について,陽イオンとして90Sr-90Y,陰イオンとして32Pを種種のでpHの水溶液で用い,新鮮な生豚皮について汚染の実験を行った.汚染試料を皮ふ移植用メスで厚さ約0.5mmの薄い層に横切りすることで,種種の汚染条件下での表皮付着汚染量および内部浸透汚染量を得た.その結果,表皮付着汚染量は汚染時間と共に急激に変化し60minを過ぎると漸増すること,90Sr-90Y汚染では汚染液のpHと密接な関係がありPH4.5以上のアルカリ性の場合はそれ以下の酸性の場合に比べてはるかに大きな値を示すこと,および90Yが弱酸性からアルカリ性にわたる広い範囲(pH4.5~10)で90Srより選択的に付着することがわかった.一方内部浸透汚染量については90Sr-90Yおよび32Pの双方とも汚染時間とともに増加すること,汚染の浸透性は32Pの方が90Sr-90Yよにり大きいこと,および長時間汚染(240min)で内部浸透汚染は全汚染量に対し90Sr-90Yで1%を越えず,32Pで2%を越えないことがわかった.さらに汚染液のpHが4.5以上であると,表皮付着汚染と同様90Yが内部浸透汚染にも大きく寄与をしていることが判明した;図13参5(著者抄録)
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