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J-GLOBAL ID:201602011049903188   整理番号:64A0279441

界面活性剤の羊毛工業への応用(I)非イオン系界面活性剤の羊毛繊維縮充におよぼす影響

著者 (2件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 299-303  発行年: 1963年 
JST資料番号: G0238A  ISSN: 0513-398X  CODEN: YKGKAM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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各種〓値のポリオキシエチレン-ラウリルエーテル(I),同ノニルフェニルエーテル(II),同オクチルフェニルエーテル(III)の水溶液処理による羊毛繊維の縮充をVan der Vegt縮充試験機を改良した振とう型装置を用いて20°Cで測定し縮充に対する各種条件の影響について検討した.非イオン活性剤中の副生ポリエチレングリコールは縮充に対して有意の影響を与えず,またその縮充率は各活性剤共に極めて低濃度で既に平衡値に達し,I,IIは〓モル数が小さい程縮充の傾向が大きいが,IIIは〓10mol以上では水中よりも縮まなくなる傾向が見られ,またラウロイルジエタノールアミドは縮充の傾向が大きかった.活性剤の構造としては疎水基にフェニル基を有するものの方が直鎖状のものより縮ませる傾向が強く,〓モル数が多い程その傾向は小さくなり,処理液のpHが3以下及び10以上では縮充の傾向が著しいことを認めた.処理温度20°Cでは水と活性剤溶液との収縮率の差は大きいが,30°C以上ではその差が小さく,その収縮率にも余り変化が見られなくなり,またHLB14以上で急激に縮まなくなる傾向があり,表面張力が小さい程縮充の傾向が大きくなることを認めた.
引用文献 (6件):
  • 1) たとえば, W. Fong., Am. Dyest. Rep., 48, 45 (1955); F.O. Howitt., Proc. Int. Wool Res. Conf. Anst., E-315 (1955); 篠崎, 羊毛, 1961年1月号以降; V.A. Williams., Tex. Research J., 31,472 (1961)
  • 2) J.R. McPhee, ibid., 31,770 (1961)
  • 3) A.K. van der Vegt, G.L. Schuringa., ibid., 24, 99 (1954)
  • 4) J.B. Speakman et al., J. Tex. Inst., 24, T273 (1933)
  • 5) J.R. McPhee, H.D. Feldtman., Tex. Research J., 31, 1037 (1961)
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