抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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環境不備のために汚染をうけた浅井戸の井水十数点を採取してGones法(A),Longwell-Maniece法(B),Abott法(C)でABSを比色分析して,各々の方法による分析値の差異を検討している.一般にメチレンブルー比色法では試水中の夾雑物にメチレンブルー活性物質が存在する一ときはクロロホルム層を過大に着色し,それがABSとして表現されることがある.上の三法のうちでは(C)による方法が最もABSの低い値を与えた.そこでABS以外のクロロホルム着色物質を(i)試水の加水分解法(ii)薄層クロマトグラフィー法で分離除去する試みをした.(i)では適量の試水に水を加えて50mlとし,HCl50mlを加えて2時間煮沸し,中和後(C)法で比色した.この処理により分析値は処理前よりも低くなる場合が多くなった.(ii)では展開後ABSのみについて分析したところ.原試水よりも明らかに低い測値が得られた.