抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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格子移行形状因子は原子核構造を反映する量としてそれ自身興味ある対象となっている。この論文は,従来いくつかの微視的模型で扱かわれたような,内部の波動関数が通常の殻模型でよく記述できる核に対する適用性の他に,更に漸近領域において1核子連続状態を含み得るように殻模型の部分空間を拡張する模型を提示する。方程式は複雑になるが,以下の3点を追求する基礎となることが期待される。i)の以前の模型の妥当性の範囲,ii)形状因子に対する多体問題における特別の近似の影響,iii)特別に興味ある遷移に対し直接形状因子を計算すること。ここでは模型の様子を調べるために近似的な1チャネルの計算が行なわれた。特に
41Ca(束縛状態)と
41Sc(非束縛状態)のJ
π3/2+状態に導く
40Caのストリッピング反応に対して形状因子が計算された。前者は他の模型による計算と一致する。現在1核子移行だけを扱っているがこの模型は,非弾性散乱,荷電交換,光核反応の計算の改良に対して広い適用性をもっている;写図2参32