抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1MeV以下のエネルギーを持った中性子の弾性および非弾性散乱断面積は原子炉の設計上の見地や,核構造および核反応理論の検証を行なう上からもきわめて重要な量であるにもかかわらず,これまでデータは極めて少なかった。そこでここでは0.5および0.8MeVの中性子のFe,Zn,Zr,Cd,Sn,Ba,Hg,Pb,BiおよびU核による弾性散乱の角分布と非弾性散乱の断面積を実験で求めた。球形に作られた散乱体による散乱中性子はメタンをつめた比例計数管で0°から140°にわたり測定された。断面積の知られている物質とそうでない物とを同じ角度で続けて測り断面積を決定した。弾性散乱の微分断面積は持に重い核では角度の小さい所で大きな値を持ち,0.8MeV中性子の場合Hg,Pb,BiおよびU核では110°-120°付近に第二の山が見られた。いままでデータの与えられていないHgおよびBaを除いては,実験結果は報告された物とよく一致している;図4表1参11