抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ペーパークロマトグラム上の
3H標識化合物からの弱いβ線の検出を容易にするためアントラセンを用いた簡単なシンチレーションラジオオートグラフ法を考案した。
3Hで標識したニコチンをろ紙上(Whatman No.1)につけたものをシンチレーション剤(アントラセンをベンゼンに飽和した溶液)に数度浸して乾燥するとろ紙にはアントラセンの微結晶が含まれる。これをX線フィルムと密着させて1~2週間露出した後現像した。肉眼によっても黒化度を比較し得るが濃度計により定量的な検討を行なった(
3H0.085~6.20μc/cm
2の範囲)。アントラセンを加えない場合と比較してアントラセンをシンチレーション剤に用いた場合はフィルムの黒化度が著しく増加することが明らかとなった;写1図1参4(富永健)