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J-GLOBAL ID:201602011449099876   整理番号:68A0336259

2-ピリジンカルボアルデヒド-2-オキシアニル誘導体による銅の吸光光度定量

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資料名:
巻: 88  号: 12  ページ: 1292-1295  発行年: 1967年 
JST資料番号: F0226A  CODEN: NPKZA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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銅(II)の分離定量にサリチルアルデヒド誘導体が用いられることはすでに報告してきた.これら試薬と銅との錯体は水に難溶性であり,銅(II)と特異的に反応するので,錯体をろ別したのち,重量分析によって定量できるが,微量の銅の定量には生成した錯体を酸で分析したのち,キレート滴定か吸光光度法が用いられる.しかし,この定量操作は面倒で時間もかかる.2-ピリジンカルボアルデヒド誘導体は銅(II)と鋭敏に,選択的に反応して赤燈色の水溶性銅錯体を生成するので,この溶液の吸光度を測定して,迅速に微量の銅を定量することができる.また,これら試薬のエタノール溶液はほとんど無色で,銅錯体の吸光度測定の妨害とはならない。定量法は銅(II)の試料溶液のpHを3.5~4.4に調節したのち,銅の量の2~3倍(モル比)量の試薬を加え,ときどきふりまぜながら室温で約30~60分間反応させたのち,その溶液について,454,462,466mμにおける吸光度を測定し,これから銅の量が求められる.本試薬の特徴は生成した銅錯体が水溶性であるので抽出その他の操作の必要もなく,迅速に測定できるし,また錯体は安定であり,鉄(III)の妨害もない.pHを3.5~4.4に調節すれば,ニッケル,コバルトも妨害しないすぐれた試薬である:参5
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