抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヒキガエル腹壁筋の膜電位および電気抵抗に及ぼすK+濃度の影響を無塩素硫酸塩溶液を用いて検討.冬眠期間中の腹壁筋の膜電位は両側をリンゲル液に浸した場合,皮膚側面のしょう膜側面に対し電気的陽性,すなわち外向性を示した.また腹壁筋の皮膚側面としょう膜側面とは透過性に関して同じ特性を有する.腹壁筋の面側がリンゲル液の場合に比べて1側を試験液とした場合に,20~24%の電気抵抗の増大をみた.この増大は試験液中にCl
-がないため,試験液側面の膜電導度が減少するものと考えた.今回の実験では試験液作用側が常に電気的陰性であった.また小さな電位差は試験液側面におけるイナンの輸送態度がK濃度により変化するためと考察.試験液側面での膜電導度の減少と,KおよびNaの能動輸送が高K濃度でこう進し,低K濃度では低下するものと解釈:参18