抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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シリカ・アルミナ比の異なる種々の粘土質レンガに対するアルカリの作用のあらわれ方の相違を知ることを目的として,U.S.Steel社のアルカリ試験法,れんがとアルカリとの反応性,鉱物相の消長などの試験を行なった.供試れんがとしてはろう石質(20~30%Al
2O
3),シヤモット質(38~45%Al
2O
3),高アルミナ質(50~75%Al
2O
3)のものを用いた.高アルミナ質れんがは溶融したK
2Oを吸収し,これと反応して低比重の結晶相を生成してその際の体積膨張のため組織的崩壊をしやすい.高けい酸質レンガはアルカリと反応して溶損されやすいが,れんが表面に反応物の保護層を形成するため,れんが内部へのアルカリの浸透は全く見られない.しかし反応生成物の粘性が低いので溶流溶損がいちじるしい.シヤモット質れんがは組織的崩壊を起しにくく,溶損にも耐えるので,アルカリに対してもっとも損傷されない.