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J-GLOBAL ID:201602011538937702   整理番号:65A0254578

水稲体内のけい素の存在様式と生理的意義

著者 (1件):
資料名:
巻: B15  ページ: 1-58  発行年: 1965年 
JST資料番号: F0935A  ISSN: 0077-4839  CODEN: NGKBA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
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水稲生理でのけい素の機能を無けい酸栽培を主とする生育実験および物理化学的,組織化学的方法によって解明することを試みた.無けい酸栽培の結果,けい酸欠除培養液で生育した水稲は,栄養生長期にはほぼ正常に生育するが,後秋落的症状を呈し,籾収量は減少する.水稲よりの水の蒸散量などを調べた結果,無けい酸の場合は正常栽培に比べ33%も多く,これが秋落的症状と関係あると推論した.また水稲体内でのけい素の移動性の極めて低いこと,けい素の存在形が,その90%がシリカゲルの形態であり,生成機構は非酵素的反応によることなどの諸点を明らかにした.また新しい組織化学的方法であるHFエッチング法を確立し,稲体各部位でのけい酸分布を追求,けい酸が水の蒸散の末端部分に主として分布することを明らかにし,またその分布の規則性について記述した.なお水稲体内におけるけい素の機能について,病害虫抵抗性の増大に寄与する点などをも含めて検討を加えた.
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