抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
酸性水溶液中で標題化合物(MMT)の反応を速度論的に検討.MMTのホルムアルデヒド結合平均モル数(n)は1.43(試料I)および1.56(試料II)である.速度定数の測定はよう素法,亜硫酸ナトリウム法を用い,25°C,pH3.56~2.75で行なった.反応メチロール基の解離反応およびメチロール基とアミノ基との縮合反応である.メチロール基初濃度の約15%以上が反応するまで,解離反応速度定数および縮合反応速度定数(k
c)はほぼ一定.k
cはpHの減少とともに増大し,k
cは[H
3O
+]=[H
2O]/K
1(K
1:MMTと酸との反応の平衡定数)で最大になる.遊離下を無視できる反応範囲内の縮合反応速度定数(k)のとk
cの相違は僅少,したがってn≦1.56のMMTの縮合反応速度定数は反応の初期ではkで表わすことができる:参7