抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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卵巣のステロイド代謝を調べるため,ヒト閉経期ゴナドトロピン(I)→ヒト胎盤性ゴナドトロピン(II)で過剰刺激後排卵せしめ,その尿中エストロゲン(E),プレグナンジオール(III),プレグナントリオール(IV)を,また妊娠について尿中エストロン(E
1),エストラジオール(E
2),エストリオール(E
3),III,IVについて内部標示物質としてE
3を用い,ガス-液体クロマトグラフィーで追跡した.尿中IIIは排卵後直ちに増量を始め,直線的に増加.E
1の増量はIに反応して増量し,IIに切替えても態度が変らない.E
2はIIの負荷中止で増量停止する.妊娠尿では12週でE
1,E
2は凹部をつくり,E
3は23~28週では増量せず,病理,組織所見と一致した.病的状態においては胎児死亡,無脳児の症例ではEは著減するなど独特の値を得,III,IVの曲線も胎児胎盤,母体の代謝の総和として特異な曲線を描いた:参54