抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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藻の生長につれて光合成活性とp-ベンゾキノンHill活性は著しく変化する.細胞生長の対数期に最も大きくなる.その後定常状態への移行期で急激な減少が見られる.このような光合成活性の変化は光合成色素量の変化に基くものではない.主な原因としてりん酸供給の濃度が下がることがあげられる.外部よりりん酸を与えると光合成能は高いまま保たれる.あるいは定常状態の細胞活性は少なくとも一部は暗所でも図復する.暗所での回復は藻の生長によるものでもないし光合成色素量の増大によるものでもない.定常状態における光合成の不活化と暗所においてりん酸添加による活性化は炭酸固定と電子伝達系の活性変化によるものと思われる.観察された活性変化は光りん酸化の基質としての無機りんの欠乏ということではない:参11