抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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非同調のmonolayer cultureのCHO細胞を
3H-TdRで10分間ラベルした後に二分し,一方はアクチノマイシンD(2μg/ml),他は紫外線(75erg/mm
2面)で処理した。アクチノマイシンDはearlyG
2細胞を処理したときに遅れたが.lateG
2処理では正常に中期へ進行した。紫外線はアクチノマイシンDにより生ずる遅れよりもG
2の早いときに遅れが生じた。紫外線で生じた遅れはRNA合成やたんぱく合成の阻害剤処理でみられる遅れと同じ種類のものであるらしい。紫外線のDNA傷害のためにmRNAが短くなり.それによって「分裂特異たんぱく」が合成されるために分裂過程が阻害されるのであろう。照射後1.6時間で中期に達する細胞ではすでに遺伝情報の伝達,合成が終了しているので分裂の阻害がおこらないのだろう(山口彦ゆき)