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J-GLOBAL ID:201602011897572213   整理番号:72A0377582

カテコールアミンのイヌの血行動態および心収縮性に及ほす効果 特にノルエピネフリン,エピネフリンおよびイソプロテレノールについて

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資料名:
巻: 35  号: 10  ページ: 1285-1298  発行年: 1971年 
JST資料番号: F0908A  ISSN: 0047-1828  CODEN: NJUGA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN) 
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ペントバルビタール麻酔イヌを使用し,イソプロテレノール(ISP),エビ不ブリン(EP)およびノルエピネフリン(NE)がその血行動態に及ぼす効果を検討.上記アミンを0.1あるいは0.8μg/kg急速静注を行なうと,心拍数はEPおよびNEの同一量で同程度に増加し,ISPでより増加した.大動脈圧ばIPで減少し,EPおよびNEでは収縮期圧は同様に増加したが,大動脈血流量は3者間に有意差がなかった.(dp/dt)/IITには0.1μg/kgでISPがEPおよびNEより増加した.外的工率はISPで減少,EPおよびNEで増加.全末梢血管抵抗はISP,EP0.1μg/kgで減少し,EP0.8μg/kg,NEで増加した.NE0.8μg/kg/分の持続注入では,大動脈圧は投与後急速に上昇し,3~5分で最高値に達し,15~20分で対照値近くに急下降した後徐々に下降した.大動脈血流量および(dp/dt)/IITもそれに並行して増加後,緩徐に減少し続けた.全末梢血管抵抗は大動脈圧に並行して上昇下降したが,ふたたび徐々に増加した.せぎ髄イヌではこの現象は認められなかった.カテコールアミンに対する耐性という現象には自律神経反射が関与していることが示唆された:参38
引用文献 (38件):
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  • 2. CRISMON, J.M. AND TAINTER, M.L.: Action of sympathomimetic amines on the heart-lung preparation. J. Pharmacol. 64: 190-208, 1938.
  • 3. GAZES, G.S., GOLDBERG, L.L, AND DARBY, T.P.: Heart force effects of sympathomimetic amines as a basis for their use in shock accompaning myocardial infarction. Circulation 8: 883, 1952.
  • 4. MACLEAN, L.D.: The clinical management of shock. Brit. J. Anaesth. 38: 255, 1966.
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