抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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昭和46年夏季に行なった広島湾の海陸風特別観測に続いて,昭和47年秋季には湾沿岸地上観測と湾内3〓所での風の立体観測を行なった。その結果,海陸風の立体構造,一般場の相違に対する循環系の違った振舞い,流れに伴う地形の影響,出現の仕方や海・陸への及び方などについての実態がわかった。特に夕方ごろの下層の強い風が湾内の限られた場所にしか現われていないことに対してもある程度の示唆を得た。また一般場が異なると,夏には海風系が秋には陸風系がともに相対的に顕著に現われたり,三層循環系の現われ方が上層で偏西風の卓越する時期の方がはっきりしていることもわかった。ただしこの事実は場所によって異なるかも知れない。さらに特定高度での海陸風に伴う流れが,湾内の小島やみさきの影響を受けて鉛直運動を生じたりだ行したりするのにはある限界の速度があることも認められた;写図7表1参8