抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Vは生物化学領域で重要な元素で天然水,生物学的,地質学的試料中の分析法が検討されている。著者らはサイクロトロンで無担体の
48Vを製造するために
48Vの分離法を検討した。その結果はつぎの通りである。Ti金属粉末に15MeVの重陽子を照射し,ターゲットを硫酸処理,アルカリ溶融し濃塩酸に溶かし
48Vを5価に酸化したのち,アンモニウム水でpH2-3に調整した溶液を作る。この溶液に同容量のキナルジン酸-ピリジンークロロホルム溶液を加え30sはげしくふりまぜて
48Vを溶媒抽出する。抽出した
48Vの放射化学的純度はγ-スペクトルと崩壊曲線とからしらべ,酢酸を含むpH1-4の水相から94%の収率で
48Vが抽出できることが分かった(分配比の実測値が示されてある)。有機相中の
48Vは硝酸溶液で逆抽出でき,逆抽出率は硝酸濃度に比例して大きくなる(河村正一);写図1表1参7