抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本薬局法,FAO/WHO規格では蜂蜜の混入偽和物質を検出できないので蜂蜜構成糖類の分別定量法の必要から,3,6-ジニトロフタル酸法を応用してクロマトグラフィーを簡易化しAOAC法を改良した.蜂蜜の糖をカラムに吸着させA:H
2O溶出(単糖類),B:7%エタノール溶出(二糖類),C:50%エタノール溶出(オリゴ糖)の3フラクションに分ける.Aから全糖量とぶどう糖量を求めて果糖量を算出する.Bから麦芽糖量を求め次に麦芽糖が加水分解されない条件でしょ糖を転化糖に変えて全糖量を求めその値から麦芽糖のぶどう糖換算値を差引いてしょ糖量を定量.この改良法の測定値の変動係数は,ぶどう糖1.06%,果糖1.02%,麦芽糖3.08%で再現精度は高い.採取蜂蜜2,市販4件の測定結果は本法とAOAC法の値はほぼ一致し,操作が簡易で分析時間が短縮できるので本法を品質判定の一手段にできる:参7