抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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デンプンを放射線照射した場合生ずるホルムアルデヒドについて検討した。すなわち,トウモロコシデンプンを湿度12.5±0.5%の状態で
60Coを線源とし,40±2.5rad/hの条件下で数段階にわけて照射した。生じたホルムアルデヒド等はデンプンより抽出後,比色法で測定している。その結果,照射量とデンプンg当りホルムアルデヒド生成量との直線関係にあり,照射量が0.2~2Mradと増加するとホルムアルデヒド生成量も1~10μg/gと増加していた。ついで照射時の温度の生成量におよぼす影響はー20~0°Cまでは増加していたが以後0~60°Cまで変化させても生成量はほとんど増加しなかった。ついで,デンプンの湿度と生成量の関係は,湿度10%までは増加していたが,以後10~30%と湿度増加させるとホルムアルデヒド生成量はわずかながら下降するごとくであった。また,湿度12.5%,室温の環境下における保存時間とホルムアルデヒド生成量との関係は20日目ごろまでは急激に減少し,30日でほぼ一定となり80日後でも30日後とほとんど相異ないことを見出した。この場合の照射量はMrad/gである