文献
J-GLOBAL ID:201602012121928332   整理番号:64A0261302

糸状菌のマルトース分解酵素(II)Aspergillus nigerの結晶トランスグルコシダーゼ作用機作

著者 (2件):
資料名:
巻: 37  号: 12  ページ: 747-752  発行年: 1963年 
JST資料番号: F0231A  ISSN: 0002-1407  CODEN: NNKKAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN) 
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
トランスグルコシダーゼ(I)のマルトース(II)に対する作用形式は基質濃度により異なり,低濃度ではほとんど加水分解作用のみで,濃度が大になるに伴い転移作用が見られた.IIを基質とすると反応初期にパノース(III)を蓄積し,反応が進行するとイソマルトース(IV)が増加した.しかし反応の後期に至っても4-イソマルトトリオシルグルコースはほとんど認められずイソマルトトリオースの生成量が多かった.またIIIを基質にしても反応初期より多量のIVが生じた.よってIの作用がIIIの分解をも行っていると考えられる.Iの作用し得る基質の大きさはグルコース重合度5~7で,重合度5~6以上の糖の生成は認められなかった.
引用文献 (15件):
  • (1) 辻阪好夫,福本寿一郎:本誌, 37, 668 (1963).
  • (2) K. Kitahara, M. Kurushima: Memoirs of Research Institute Food Science Kyoto Univ., No. 1, 28 (1951).
  • (3) S. Ueda: Bull. Agr. Chem. Soc. Japan, 20, 148 (1956); 21, 284, 379 (1957).
  • (4) 岡崎浩:本誌, 29, 181, 273, 277 (1955).
  • (5) S. C. Pan, A. A. Andreasen, P. Kolachov Science, 112, 115 (1950).
もっと見る

前のページに戻る