抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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トランスグルコシダーゼ(I)のマルトース(II)に対する作用形式は基質濃度により異なり,低濃度ではほとんど加水分解作用のみで,濃度が大になるに伴い転移作用が見られた.IIを基質とすると反応初期にパノース(III)を蓄積し,反応が進行するとイソマルトース(IV)が増加した.しかし反応の後期に至っても4-イソマルトトリオシルグルコースはほとんど認められずイソマルトトリオースの生成量が多かった.またIIIを基質にしても反応初期より多量のIVが生じた.よってIの作用がIIIの分解をも行っていると考えられる.Iの作用し得る基質の大きさはグルコース重合度5~7で,重合度5~6以上の糖の生成は認められなかった.