文献

J-GLOBAL ID：201602012158123539   整理番号：71A0378096

ヒト子宮筋収縮性たんぱく質ミオシンとそれに対するプロゲステロンの影響

著者 (1件)： 小泉邦夫 (順天堂大(医))
資料名： 日本産科婦人科学会雑誌  (Acta Obstetrica et Gynaecologica Japonica)
巻： 23  号： 5  ページ： 414-422  発行年： 1971年 
JST資料番号： F0923A  ISSN： 0300-9165  CODEN： NISFA   資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： ヒト子宮筋よりミナシン(myo)をほぼ純粋なものとして単離し,これに対するプロゲステロン(Prog)の効果を分子レベルで検討.ヒト子宮筋myo-ATPアーゼは2,3の点で骨格筋myo-ATPアーゼと異なった性質(EDTAによる活性化など)を示すが,他の平滑筋myoとはよく似た性質を示した.しかしKCI依存性では他の平滑筋myoおよび骨格筋myoの中間型を示した.myo-ATPアーゼおよびactomyo-ATPアーゼに対しProgは抑制的に作用した.また,progによりactomyoの超沈殿形成量の増大,超沈殿形成速度の緩徐の傾向を認めたが,これはCa濃度が10^-6Mの時,効果が顕著であった.よって低Caイオン濃度における子宮筋のProgによる収縮の可能性が考えられる:参32

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒト ,  子宮筋 ,  収縮性たんぱく質 ,  ミオシン ,  プロゲステロン