文献
J-GLOBAL ID:201602012166861530   整理番号:70A0354460

よう素化合物の放射線増感作用 I よう化カリウムの存在下における照射による枯草菌の形質転換系のDNA障害

Radio-sensitization with iodine compounds. I. Examination of damage in deoxyribonucleic acid with Bacillus subtilis transformation system by irradiation in the presence of potassium iodide.
著者 (3件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 407-418  発行年: 1970年 
JST資料番号: C0405A  ISSN: 0020-7616  CODEN: IJRBA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
枯草菌(Bacillus subtilis)の形質転換の系を用い,よう化カリ(KI),よう素酸カリ(KIO3),よう化酢酸(ICH2COOH)の放射線増感作用について調べた。照射には60Coまたは137Csγ線を用い,3x104R/hrまたは4×104R/hrの線量率で照射した。枯草菌の照射は対数増殖期の菌を0.067Mりん酸バッファー(pH7)に浮遊させ,0°C下で行なった。形質転換DNAの照射は30μg/mlの濃度で行なった。枯草菌の生残率におよぼすよう素化合物の効果は特にpHの低い溶液で照射した時にみられた。形質転換DNAを照射する時にKI(1mM)を存在させておくと生残率の時と逆に形質転換能力(アルギニン座位)の防護物質として働いた。DNAの塩基の放射線分解に対してもKIは防護的に働いた。生菌に照射し,フェノール法によりDNAを抽出し形質転換能力を調べたが,照射中(20KR)のKI(10mM)は形質転換能力に影響を与えなかった。またアルカリ性しょ糖密度こう配遠心法により検出されるDNAの一重鎖切断の数はKI(10mM)の存在により影響をうけなかった。以上のようにDNA障害はin vivo,in vitroいずれの照射の場合にもKIで促進されることがないので,KIの増感作用は一般的なDNA障害の増加によるものでないと思われる(山元こう二)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。


前のページに戻る