抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東海地方で発見した異常色素症の3家系を調査して,それらの一次構造を決定した.Hb Gifuの一次構造は,β鎖80番のアスパラギンがリシンに変換された新変異種である.Hb Gifuは赤血球増多を伴っていたが,この原因については現在不明で今後検討するが,そのBohr効果には異常がなかった.Hb Ichinomiyaの一次構造の分析の結果,これはHb Gifuと同一物であった.しかしHb Gifuとは独立した家系から見出されたものである.Hb OhtsuはHb Eと同一の一次構造であり,これは日本人家系としては紫田らの報告に次いで2番目のもので,紫田らの家系とは独立していた.最後に,これらの異常ヘモグロビンが,東海地方で発見された意義と分布および発生について考察:参30