抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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芳香族炭化水素部分の異なる各種芳香族アミジンのトリプシン阻害作用に及ぼす影響について検討.β-ナフタミジン(K
i=6.6×10
-6M)はベンザミジン(K
i=1.90×10
-5)よりわずかに阻害度が高く,前者は後者より酵素の“疎水性部位”とより強く結合することが考えられた.しかしα-ナフタミジン(K
i=2,4×10
-4M)はβ-ナフタミジンより著しく阻害度が低く,トリプシンの炭化水素結合部位であるスリットの空間および方向とα-ナフタミジンの立体配置との適合がβ-ナフタミジンより効果的に行なわれないことを示すものと考えられた:参30