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J-GLOBAL ID:201602012224163652   整理番号:70A0365253

巨大キレート環 III 新しい配位子,4,4′-ジメチル-2,2′-ビス(サリチリデンアミノメチル)-ジフェニルエーテルと4,4′-ジメチル-2,2′-ビス(サリチリデンアミノメチル)ジフエニルアミンの錯体の合成と構造

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資料名:
巻: 43  号:ページ: 1729-1733  発行年: 1970年 
JST資料番号: G0450A  ISSN: 0009-2673  CODEN: BCSJA8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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次図に示すような三段階の合成により四座の巨大キレート環を作る配位子,4,4′-ジメチル-2,2′-ビス(サリチリデンアミノメチル)ジフェニルエーテル(Ia)および4,4′-ジメチル-2,2′-ビス(サリチリデンアミノメチル)ジフェニルアミン(Ib)を合成した.これらのCo2+,Ni2+,Cu2+,Zn2+錯体を合成し元素分析により四座配位の組成を推定したが,Pd2+,Pt2+錯体の合成は不成功であった.前の配位子が錯体をつくるとC=NのIR伸縮振動は1,635cm-1から10~25cm-1低波数に移動するが,ジフェニルエーテルのC-0伸縮振動は変化しなかった.また後者の配位子ではN-H,C=NのIR伸縮振動は錯体形成により低波数に移動し,また1,535cm-1に新しい吸収を生ずる.しかしジフェニルアミンのC-Nの伸縮振動は錯体形成によっては変化しなかった.前者の配位子とCo2+の錯体はクロロホルムおよびピリジン中においてともに四面体構造を示す配位子吸収帯を10kK近傍に示したが,後者の配位子とCo2+錯体は溶液中では不安定であった.また前老の配位子とNi2+の錯体はピリジン中で平面構造を持つことが電子スペクトルより判明した.クロロホルム中において,銅錯体は擬四面体構造を持ち,亜鉛錯体は四面体構造を持つことを認めた:参9

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