抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
天然水中のトリチウムの測定にさいして電解におけるトリチウムの分離係数(β)を求めることが必要となるが,多くの電極においてβは定数にならない。われわれは数種類の電極についてβを測定したところ100ml程度の試料の濃縮においてニッケル電極を用いるとβが非常に安定であることを見出した。この電極を用いれば重水素の分離係数(α)を求めることなく.水の容量の減少からただちにトリチウムの濃縮率を求めることができる。なお,この方法より求めた濃縮率の誤差は6%以下であった。10T.U.以下と推定される試料の濃縮に用いる大型電解槽についてはOstlundの関係式を用いてαよりβを求めこれよりトリチウムの濃縮率を求めた。この方法により求められる濃縮率の誤差は10%以下であった;写図2表6参8(著者抄録)