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J-GLOBAL ID：201602012323834500   整理番号：73A0049577

フレッティング摩耗に及ぼす相対すべり量の影響(線接触の場合)フレッティング摩耗に関する研究 I

著者 (2件)： 築添正 (大阪大・工) ,  大前伸夫 (大阪大・工)
資料名： 精密機械  (Journal of the Japan Society for Precision Engineering)
巻： 38  号： 12  ページ： 1024-1029  発行年： 1972年 
JST資料番号： F0268A  ISSN： 0374-3543  CODEN： SEKIA   資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究はフレッティング摩耗に特有な因子である相対すべり量が摩耗量に及ぼす影響について実験的に明らかにしようとするもので,線接触の場合について,潤滑油中ならびに空気中における実験結果から検討を加えた。潤滑油中における実験結果から,摩耗量,摩擦係数,凝集係数および接触電気抵抗が相対すべり量に大きく依存するとともに,摩耗粉を強制的に排除すれば摩耗量を軽減できることが明らかとなった。電子線回折の解析の結果,潤滑油が空気中の酸素と試験片の接触をしゃ断することにより,酸化摩耗粉の生成を防ぐ。摩耗の相対すべり量依存性は空気中の場合に特に顕著であった;写図12参10

シソーラス用語： すべり ,  潤滑 ,  摩耗 ,  摩耗試験
準シソーラス用語： フレッティング ,  擦過摩耗

引用文献 (10件)：

• 1) G. A. Tomlinson, P. L. Thorpe and H. J. Gough : An Investigation of the Fretting Corrosion of Closely Fitting Surfaces, Proc. Inst. Mech. Engrs., 141, 3 (1939) 223.
• 2) D. Godfrey : A Study of Fretting Wear in Mineral Oil, Lubrication Engineering, 12, 1 (1956) 37.
• 3) J. R. McDowell : Fretting of Hardened Steel in Oil, ASLE Trans., 1, 2 (1958) 287.
• 4) A. K. Rahm and H. J. Wurster : Fretting Corrosion in Aircraft and Aircraft Accessories, Lubrication Engineering, 7 (1951) 22.
• 5) たとえば W. E. Cambell : Boundary Lubrication An Appraisal of World Literature, ASME United Engineering Center, N. Y., (1969) 119.

タイトルに関連する用語 (4件)： フレッティング摩耗 ,  すべり量 ,  線接触 ,  研究