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J-GLOBAL ID:201602012327472475   整理番号:65A0238767

トリチウムの生物学的半減期の観測

Observation of biological halflife of tritium.
著者 (2件):
資料名:
巻: 11  号:ページ: 283-285  発行年: 1965年 
JST資料番号: B0373A  ISSN: 0017-9078  CODEN: HLTPA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 不明  発行国: アメリカ合衆国 (USA) 
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サバンナ・リバー工場(S.R.P.)は,米国のトリチウムの大半を生産している.トリチウム酸化物は皮膚から吸収され,また呼吸によって肺からも吸収されるので,その放射線防禦は複雑になる.この論文では尿分析の結果からトリチウムの生物学的半減期を求めている.方法としては1mlの尿をジオキサンを含むシンチレーション溶媒にとかし,液体シンチレーションカウンタにより定量している.検出限界は尿中1μc/lであったが,ここではトリチウムの濃度が20~200μc/lの310例についてのデータを用いている.生物学的半減期に影響する因子としては種種のものが挙げられる.個人の1日当りの飲料水の摂取量が2.7l/dayでは半減期は10日であるが,12.8l/dayの摂取では半減期は2.4日に減少するという報告もあるが,S.R.P.では普通の摂取量の半減期は4~18日であり,その平均は90%の信頼度で9.5日±4.1日となっている.また半減期に及ぼす他の因子として季節の温度変化と年令を研究している.温度が高い月には平均の半減期は短く,寒い月では長くなる.これは飲料水の摂取量と関係がある.年令が高くなると,半減期が短くなることも判明した.また同一個人の半減期を何回も測定したデータでは大きな変動があることが認められた;図3表2参10(市川嘉子)
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