抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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金属材料の性質向上をはかるために金属中のガス含有量を少なくする必要から真空脱ガス法が発達してきた.真空融解法では多量の処理はまだ不可能であるから大気中で溶製した溶鋼を造塊時に真空処理して脱ガスを行なう.この真空悦ガス法は操業上の立場から3・4種の方法に分類される.それぞれ装置の規模や保温性に関しての得失はあるが単にとりべを真空にしてその中に溶鋼を入れる方法から脱ガス性向上のため不活性ガスや磁気を使って溶鋼をかくはんする脱ガス法まで各種の方法が詳しく列記してある.次に真空脱ガスの効果について述べている.鋼管用炭素鋼を例にとっても脱ガス後の水素量は1.8ppmとなり約50%の脱水素率を示している.この他酸素,窒素等の各元素について効果が著しいことを実験結果から図示しており真空造塊による鋼材の性質向上が相当期待すべきものである.