抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2,2-ジブチルスタナ-1,3-ジオキソラン(I)およびジブチルすずジメトキシド(II)とフェニルイソチオシアナート(III)との反応を速度論的に比較し,これらの反応に及ぼす溶媒効果も検討.Iは溶液中で二量体として存在し,IIIとの反応では四塩化炭素中の方がクロロホルム中より反応速度が大であり,これはIIIのすず化合物への配位が四塩化炭素中の方が容易で,そのため律速反応がクロロホルム中より遅いのに見かけの速度が大になるものと推定.単量体として存在するIIとIIIとの付加反応は非常に速く,速度式からこの反応がIIとIIIの1:1錯体を経て進む機構が支持され,またこの錯体は安定で70°C位に加熱してはじめて脱離生成物フェニルイミノカーボナートを生じた.これらよりIとIIでは律速過程が異なることが判明:参7