抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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原子力船の放射線害理区域に対する換気系統設計の基礎資料を得るため,在来の貨物船。鉱石運搬船および油送船を対象に航海中,停泊中および荷役中における船内外各所のガスならびにダストの挙動に関する調査研究を行なった。ガスとしては空気中に含まれる一酸化炭素,炭酸ガス,亜硫酸ガスおよび炭化水素について濃度を検知し,ダストに対してはろ紙塵埃計により濃度を,デッキガラス塵埃計により濃度と粒度を,また,インピンジャー塵埃計にて放射化分析法などを用いて成分と含有量を求めた。この結果次の結論を得た1)船内外共空気中のダストの濃度は空気1cc当り500個以下。重量は空気1cc当り0.5~1.5×10
-2μg程度である。2)空気中のダストの大きさは最小粒径0.2μ最大粒径8~12μ範囲のものが大部分である。3)空気中のダストの成分は大半が酸素を主とする陰原子団で,それに炭素化合物,金属元素としてNa,Si,Fe,Mg,Cuなどである。4,)航海中の塩分の濃度分布は船の上下であまり差がなく,空気1cc当り0.1~4.0×10
-3μgの程度である。5)船内外においては顕著なガス量は認められない。6)誘導放射能の面ではダストの含有量が通常は少ないので空気中のアルゴンの影響が一番大きい;図4表5参1 (著者抄録)