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J-GLOBAL ID：201602012615840381   整理番号：70A0366391

筑後川感潮水域における溶存成分の濃度変化

著者 (3件)： 細川巌 (福岡教大) ,  大島文男 (福岡教大) ,  近藤倫彦 (福岡教大)
資料名： J Oceanogr Soc Jpn  (Journal of the Oceanographical Society of Japan)
巻： 26  号： 1  ページ： 1-5  発行年： 1970年 
JST資料番号： G0159A  ISSN： 0029-8131  CODEN： NKGKB   資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN) 

抄録/ポイント： 河川の感潮区間で陸水と海水とが混合すると,混合効果あるいは物理化学的・生化学的原因により,溶解している化学成分の濃度変化が起る.本報では,標記地域での後者の原因による混合現象を観察し,物理的混合にとどまる元素とそうでない元素とを類別した.その結果,SO₄^2-,BO₃^2-,F^-,Cl^-,Mg²⁺,Ca²⁺は単なる物理的混合にとどまるが,SO₃^2-,Al³⁺はそれぞれ化学的混合,浮泥による吸着作用が影響していることが判明した:参12

引用文献 (12件)：

• 1) 日本化学会 (1958): 実験化学講座14巻, 丸善刊.
• 2) 細川巌・本田サトミ・正木よし子・羽坂忠義 (1964): フィルター型炎光光度計における内部標準法の適用. 分析化学, 13, 1044.
• 3) 細川巌・大島文男 (1964): 海水中のアルミニウム分布. 地球化学討論会要旨集, 43.
• 4) GAST., J. A. and T. G. THOMPSON (1958): Determination of the alkalinity and borate concentration of sea water. Anal. Chem., 30, 1594.
• 5) 村上敏治・上杉勝弥 (1965): アリザリンコンプレクソンによる海水中のフッ素の定量. 分析化学, 14, 235.

タイトルに関連する用語 (5件)： 筑後川 ,  潮 ,  水域 ,  溶存成分 ,  濃度変化