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J-GLOBAL ID:201602012645277746   整理番号:71A0367799

液体ハロべンゼン中の核反応で生じたハロゲン原子の反応(反跳ハロゲン化III)

Reactions of nucleogenic halogen at oms in liquid halobenzenes. (Recoil halogenation III).
著者 (2件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 39-46  発行年: 1971年 
JST資料番号: C0563A  ISSN: 0033-8230  CODEN: RAACA   資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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(n,γ)-と(n.2n)-反応によって生じた反跳塩素.臭素,よう素の水素およびハロゲンとの置換反応を4種類の液体モノハロベンゼンに着目して研究した。スキャべンジャーを含まないC6H5C1とC6H5Iの系で.(n.γ)-と(n-2n)-で生じた反跳ハロゲンのハロゲン置換収率を比較すると,両系とも(n,γ)反応の場合の方が高い。しかし1モル%のI2スキャベンジャーが存在する時には,この差は認められない。反跳臭素とよう素のハロゲン置換収率は幾何学的断面積とハロゲンーハロゲン衝突のエネルギー損失量に比例し.C-ハロゲンの結合エネルギーに反比例することを確認した。これらの結果は,一段階置換とホット置換であるケージラジカル結合反応過程によって説明することができる。反跳塩素の場合のように.反跳臭素,よう素による水素置換はほとんど選択性や反応性の差を示さない。0-,m-,P-異性体分布は,(n.γ)-,(n,2n).反応による差は認められなかった。ほとんど統計的異性体分布を示し,わずかにm-位とP-位に差が認められた。初期に形成されたπ錯体を通るホットホモリティック芳香族置換反応によって説明できる。小林慎江
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