抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ラット肝ミトコンドリアを-15°Cで50%グリセリン-0.125MKCl-0.02Mトリス(pH7.4)で処理すると長期間にわたって安定な収縮を示す.この収縮にはATDと二価イオンの存在が絶対必要であるが,Mn
2+が最も強く,Mg
2+とCO
2+は同程度の収縮を示す.ATPとMg
2+によつて520mμの吸光度が増加する.収縮したミトコンドリアを洗ってATDとMg
2+を除くと数分で吸光度はもとのレベルとなり,ATPとMg
2+を加えると再び収縮する.すなわち収縮は可逆的である,この収縮の耐化的りん酸化の阻害剤によって阻害され,りん酸化機構の一部が収縮に関与すると考えられる.