抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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28Alは
20Fの様に熱中性子吸収状態から基底状態へ行く強いM1転移があるが,
25Mg,
29Si,
33Sの場合,熱中性子吸収状態からは基底状態へ行く弱いM1転移と高い励起状態へ行く強いE1転移がある.このことは一般に次のように云うことが出来る.すなわちS-d殻の偶奇核では電磁転移は正常に起るが奇奇核ではとくに基底状態及びそれに近い状態へのM1転移は強くE1転移は弱い.このことが共鳴中性子吸収の場合について調べられた.実験には中性子飛行時間スペクトロメータおよび9”×12”NaI結晶が用いられた.試量としては
23Na,
24Mg,
27Al,
28Si,
31P,
32Sおよび
35Clが用いられた.新しい共鳴準位についてそのパラメータがよく解ってない場合,γ線についてあまり多くのことは云えないが,
24Na,
25Mg,
28Al,および
33Sの場合パラメータのよく知られたいくつかの共鳴準位があるのでγ線の性質についてはっきりしたことが云える.ここで測定されたγ線のスペクトルは一般に前にのべた法則を支持しているようである.この法則が確かに成立つとすればそれは新しい共鳴準位のパラメータを決めるのに用いられよう;図10 参5